2017年4月3日の動き

ぞろぞろと歩く新入社員の集団を各所にて多数目撃。新入社員とか就活生ってどうしてパッと見で判るのでしょう。なんと無しの違和感と併せて。型に嵌められてる、あるいは自発的に嵌ってる事への気持ち悪さだろうか。かつて自分もその一員だっただろう事はさておき。
 
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ラン 15.2km/1h37m
 
ペンタゴン式 ハードワークでも折れない心のつくり方』読了

2017年4月2日の動き

電王戦第1局はPONANZAの圧勝。コンピューターの強さは分かっていた事とは言え、真綿で首を絞めるような、正確に優位性を築く差し回しには絶望感すら感じる。ただ、AIの優位性はもう十分に理解できるのだが、困ったと思うのは判断の筋道が説明されない事。AIの思考経緯を人間に説明しても理解できないのかもしれない。しかし今後人間社会でAIを活用していく上では、人間がいかに納得できるかという観点が必要になるのではないだろうか。
 
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『コンテナ物語』読了

「社会を変える」を仕事にする ― 社会起業家という生き方/駒崎弘樹/英治出版

「理念が信頼を生み出す」ということがあるのだと実感をもって知った。
 

「社会を変える」を仕事にできる時代を、僕たちは迎えている。

 

 

拝金 青春経済小説/堀江貴文/徳間書店

皆さまご存知ホリエモン"作"の小説。以前にも読んだ事はあったけど、Kindle Unlimitedにあったので再読。その時には気付かなかったのが下記の引用部分。凋落のプロセスがこれと沿っているかは検証が必要だが、2010年の出版時点で見通していたのであれば、慧眼と言わざるを得まい。
 
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MSCBのために、ヤマトお得意のドラマや映画、イベント事業などのコストも削減されていく。そうなれば、コンテンツの劣化は火を見るより明らかだ。番組の質が低下すれば視聴率が下がり、広告収入も減る。ヤマトテレビはジワジワと沈んでいくことになる。
 
 現時点では、ヤマトテレビの業績は悪くないし、質の低下も目にはつかない。  だが、オッサンの仕掛けた時限爆弾は、ゆっくりと針を進めていく。今後、いやおうなしにネット時代は進み、テレビ離れは加速していくだろう。テレビ業界自体が低迷すれば、民放キー局の中でヤマトテレビが真っ先に脱落することになる。俺は湾岸の新社屋にある豪華な社長室を思い出した。オッサンはあの「玉座」を、巨大な爆弾の上に置いた電気椅子に仕立てたのだ。そこに憎むべき父親を座らせ続ける。
 
俺は金を失ったが、人脈があり、アイディアがあり、何より「戦う」気持ちがあった。
 
拝金 青春経済小説

拝金 青春経済小説

 

 

2017年4月1日の動き

森内九段フリークラス転出の報道は驚きだった。このところ衰えが見られていたとはいえ、その様な決断に至るとは思っていなかった。A級陥落を契機にした決断は、トップ棋士としての森内九段の矜持なのか。最後まで指し続けた加藤九段、会長職のかたわらB1に留まった谷川九段、そして今回の森内九段、引き際の美学はそれぞれ。
 
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第2期電王戦 第1局 観戦
 
豚の角煮を調理
 
対 仙台戦 観戦
 
ラン 3.2km/23m

だから、ぼくは農家をスターにする 『食べる通信』の挑戦/高橋 博之/CCCメディアハウス

そこで坂本がひらめいたのが、その関係を逆転させること。食べものを紹介する紙媒体、つまり情報のほうをメインコンテンツに格上げして、その情報誌で特集した食べものを「付録」としてサブ的役割に位置づける。
読者の最大数は、1500と決めた。今まで触れてきたとおり、『東北食べる通信』が生み出した一番の価値は、つくる人と食べる人がつながるコミュニティにある。しかし参加者が増えすぎるとその価値が失われると考えた。生産者、読者、そして私たち編集部。それぞれがぎりぎり顔の見える規模に留めるべきだと思ったのだ。

 

だから、ぼくは農家をスターにする 『食べる通信』の挑戦

だから、ぼくは農家をスターにする 『食べる通信』の挑戦

 

 

女子をこじらせて/雨宮まみ/ポット出版

こじらせている女子全員に言いたいことは、私の屍を越えていってくれ、ということです。私のこと「バカだな〜」って笑いながら、同じ過ちは繰り返さず、こじれた人生を力技でまっすぐに戻して歩いていってほしいんです。身をもって言いますけど、こじらせてたって誰も助けてくれないし、王子様なんて現われません。それどころか、こじらせて自尊心が低いということを嗅ぎつけた悪い男ばかりがハイエナのように寄ってきます。無防備にこじらせていたら自分の身も守れない。自力で自由に歩いて、愛して、つかみ取るしかないんです。王子様を! いやそれ以外のもろもろもですけど。
 
女子をこじらせて

女子をこじらせて

 

 

2017年3月30日の動き

久しぶりの100km超え!もう少し手短に帰ろうと思ってたけど、なんやかんやと距離が伸びた。そして初の多摩湖周回コース!ラブホテルの残骸を横目に走るコースだとは思ってませんでした。最後に、青梅街道よりは新青梅街道がおすすめです。
 
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バイク 105km/5h3m
 
新宿にて飲酒

私の財産告白/本多 静六/ 実業之日本社

そこで断然決意して実行に移ったのが、本多式「四分の一天引き貯金法」である。苦しい苦しいで普通の生活をつづけて、それでもいくらか残ったら……と望みをかけていては、金輪際余裕の出てこようはずはない。貧乏脱出にそんな手温いことではとうてい駄目である。いくらでもいい、収入があったとき、容赦なくまずその四分の一を天引きにして貯金してしまう。そうして、その余の四分の三で、いっそう苦しい生活を覚悟の上で押し通すことである。これにはもちろん、大いなる決心と勇気が必要である。しかも、それをあえて私は実行したのである。
 
人間の一生をみるに、だれでも早いか晩いか、一度は必ず貧乏を体験すべきものである。つまり物によって心を苦しまされるのである。これは私どもの長年の経験から生まれた結論である。子供のとき、若い頃に贅沢に育った人は必ず貧乏する。その反対に、早く貧乏を体験した人は必ずあとがよくなる。つまり人間は一生のうちに、早かれ、おそかれ、一度は貧乏生活を通り越さねばならぬのである。だから、どうせ一度は通る貧乏なら、できるだけ一日でも早くこれを通り越すようにしたい。ハシカと同じようなもので、早く子供のときに貧乏を通り越させてやったほうが、どれだけ本人のためになるかわからぬ。
 
それは断じて「投機」ではない。「思惑」ではいかん。あくまでも堅実な「投資」でなければならぬのだ。
 
そうして、それが引き取り期限のくる前に思いがけぬ値上りがあった場合は、買値の二割益というところで、キッパリ利食い転売してしまった。それ以上は決して欲を出さない。
 
好景気時代には勤倹貯蓄を、不景気時代には思い切った投資を、時機を逸せず巧みに繰り返すよう私はおすすめする。
 
後年、海外留学から帰ってきて、さっそくこの宿願の「天丼二杯」を試みた。ところが、とても食い尽くせもしなかったし、またそれほどにウマクもなかった。この現実暴露の悲哀はなんについても同じことがいえる。
 
貧すれば鈍するが、鈍すればさらにまた貧する。
 
由来、賞讃は春の雨のごとく、叱責は秋の霜のごとしである。

 

かつて私は、総理大臣だった桂太郎対象からこんな話を聞いたことがある。いまに至るも、生きた人間処世訓として、その感銘はなかなかに深いものがある。大将曰く、
「自分は陸軍に身を投じて、常に次から次へと勉強の先回りをやってきた。大尉に任ぜられたときは、少佐に昇進する年限を三年と考え、その初めの半分の一年半に、大尉としての仕事を充分に勉強しつくした。そうしてのちの一年半に、少佐に昇進したときに必要な事柄について一所懸命勉強した。だから、予定の年限がきて少佐になると、大尉時代に早くも準備を積んでおいたために少佐の任務は安々と勤まって、他の者にくらべて綽々たる余裕を残した。
 
私の財産告白 (実業之日本社文庫)